Ⅲ これだけは知っておきたい介護の常識
あなたの事業所の職員は介護の基本的な考え方を理解していますか?
たとえば・・・
『自立支援』の意味をきちんと理解していますか?
個人情報の漏えいに十分気を付けていますか?
援助目標をきちんと共有していますか?
また、さまざまな介助の場面においての注意点を常に意識していますか?
たとえば・・・
排泄介助をしているときに絶対に言葉に出してはいけない言葉
入浴時、事故が起こさないために押さえておきたいチェックポイント
認知症高齢者へのNGとなる対応
高齢者の急変対応時、最低限確認しておかなくてはならないポイント 等々・・・
介護は人の命を預かる、たいへんな仕事です。
そのため介護に従事する前に身につけておかなくてはならないことはたくさんあります。
しかしながら、介護の仕事を非常に簡単に考えている人が後を断たず、何も知識がない状態で介護に従事している人も少なくありません。
そんな職員が利用者にケガをさせてしまったり、クレームを発生させてしまうことは言うまでもありません。
本編には介護職員が介護に従事する前に絶対に覚えておかなければならない基本的な心構えと想定される介護の場面ごとの注意点を漏れがなく収録しています。
この教材で学習することで、それまで何も考えずに介護をしていた素人職員が事故を未然に防ぐ安全な介護を、そして利用者に安心される介護を提供できるようになることでしょう。
1.介護における大原則 ・生活習慣の尊重 ・安全の確保 ・自立支援 ・他の職種との連携 ・情報の管理(秘密保持) ・高齢者の尊厳 ・援助目標の共有 ・謙虚な気持ちと態度 ・職員の自己管理の徹底
2.三大介助 ・排泄(ポータブルトイレの使用、差し込み便器・尿器の使用、オムツの使用、排泄物のチェック)・食事(食べることの目的、食事の工夫、寝食分離、衛生面 ・姿勢、介助のポイント、誤嚥しにくい食事の提供、自立支援)・入浴(入浴の目的、入浴介助の注意点、入浴の種類)
3.移動の介護 ・移動の目的 ・歩行介助 ・車椅子の名称としくみ ・車椅子の介助 ・トランスファー
4.住居環境 ・居室 ・階段 ・廊下、玄関 ・浴室 ・トイレ ・温度、湿度
5.衣類・寝具 ・衣類の目的 ・選ぶ基準 ・ベッドと布団
6.認知症の介護 ・認知症の原因 ・認知症の症状 ・認知症の検査 ・認知症の治療 ・認知症高齢者との接し方
・口腔ケアの目的 ・口腔ケアの種類 ・義歯の手入れ
8.体調急変時の対応 ・重症度判断のポイント ・症状別対応方法 ・救急車の手配 |
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